バイオグラフィー
兵庫県に生まれ、幼少の頃から類まれな音楽的才能を発揮。大阪国際ピアノコンクール、北本全国ピアノコンクール、ベルリンのモーツァルト・コンクール、スペインのクラモ・ピアノコンクールなどで入賞。
2009年に名門東京音楽院を卒業後、国際的な最高レベルの芸術教育を受けるため渡独。デトモルト音楽大学では、ピアノソロと室内楽の2つの修士課程を修了。さらに芸術的成長を遂げ、シュトゥットガルト音楽・舞台芸術大学に進み、ピアノ・トリオの演奏会試験を修了した。同時に、イタリアのアカデミア・インコントリ・イモラでピアノ・ソロの研鑽を積む。
砂原悟、アルフレッド・パール、フローリアン・ヴィーク、ボリス・ペトルーシャンスキーなど、優れた指導者たちから多大な影響を受けた。彼女のピアノ・トリオは、権威あるARD音楽コンクールでの入賞をはじめ、国際的な評価を得ている。
幅広いコンサート活動を展開。フランス、オーストリア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、イギリス、スイス、スペイン、フィンランドなどヨーロッパ各国を演奏旅行。また、アメリカやアジア、特に日本と韓国でも演奏している。シュトゥットガルト、ミュンヘン、ベルリン、ケルン、レーゲンスブルク、マドリードの有名オーケストラと共演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番など難曲の解釈で輝きを放った。
2022年には、パリのノルマル音楽院のコルトー・ホールでデビューし、ソロ・キャリアのハイライトを飾った。彼女の演奏は、技術的な輝き、芸術的な深み、感情的な表現によって特徴づけられ、世界中の聴衆を楽しませている。
コンサート活動の成功に加え、音楽教育にも情熱を注いでいる。2018年、シュトゥットガルト音楽・舞台芸術大学でピアノ教育学の修士号を取得。以来、ウルムとラーヴェンスブルクの音楽学校で教鞭をとり、2022/23年にはHMDKシュトゥットガルトで教職に就いた。
豊富な経験と教育学的な感性により、生徒を鼓舞し、個々にサポートする教師として注目されている。
卓越した芸術性、情熱的な取り組み、教育的な専門知識という独自の組み合わせで、彼女はコンサートや指導活動において新たな基準を打ち立てている。彼女の活動は、音楽への情熱と、知識と熱意を次世代に伝える努力の調和のとれた共生である。
